不定期にお客さんの質問に答えるコーナーを行っていましたが、久し振りのQ&Aは以前から多く頂いていた『何故ピュアディオ製品ははずれが無いのですか?』というご質問にお答えします。
実はピュアディオ製品にもはずれ商品はありました。
しかし店頭に並ぶ前の開発段階で企画そのものがぽしゃって表に出ていないだけです。
このぽしゃった製品の中で一番の名作がユニコーンMIDという前側のセンターコーンの部分が角になっているスピーカーで、角が固定型とコーンにくっついて動くタイプの2通りをZSP-MIDの後継として試作しましたが日の目を見ませんでした。
更にセンターコーンに角があるユニコーンウーハーも同時進行していて、同じく企画がぽしゃりました。
画像はお見せ出来ませんがデザインは素晴らしい出来で、ユニコーンシリーズで3WAYという予定でした。
失敗の要因はたまに店頭で自分が話していて、この話を聞かれた方も多いと思います。
以前はユーザーミーティングとかを行っていて、20~30人のお客さんに会場に集まってもらって、試作品の最終段階の物とかを公開してユーザーさんに装着テストなどを行っていました。
ユーザーミーティングでは「こんな商品が欲しいというのがありましたらご要望を出してください。 採算が合って発売可能な物があれば発売します!」と言っていました。
今はミーティングはやっていませんが、店頭でお客さんの希望があればお声を聞いて開発可能でなおかつ採算が合う見込みの物であれば発売します。
この最近お客さんからの要望で多かったのが、「ベーシック用にアメリカで508TWを専用ロットで生産したのなら508が数があるはずだからそれをピュアディオ705の頭に付けられないのですか?」という事です。

現在のピュアディオ705のトップはブルーのドームのベーシックツイーターですが、それを508TWに替えたら・・

サイズが小さかったので加工して入れましたが、でもネットワークの値が違うので・・ 何だか無理かな・・
しかし本日ネットワークのチューンも完成してピュアディオ705バージョンⅡの出来上がりです。
この前の足つぼマッサージの話ではありませんが、高音域を変えた事によってローエンドの感じも変わっています。
「じゃー早く705を買ったら損だったの?」と思われそうですが、なんと今までの705を買われた方用のバージョアップの設定も用意いたします。
結局ピュアディオ製品はこちらからの押し付けではなくて、お客さんからの「普通の店に売っていないこんな商品が欲しい!」という要望を製品化しているからはずれが無いのです。
他に昨年お客さんからのお話で多かったのが、「ビーウイズさんはビアンコ・フジという特別なバージョンを出されているのですが、ピュアディオのZSP-MIDにはそのようなバージョンは作らないのですか? あったら是非買いたいです!」というご要望です。
この件については・・ 今ブログではお答え出来ない状態です。
まるっきり音の目途が立っていないのか? それとも最終調整段階なのか? どちらでしょう?
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