昨日はいつもより早起きをして7時に宇部を出て、一度下関市の王司サービスエリアで朝食を取ってから9時に福岡店に着きました。
福岡店での仕事は純正ナビゲーション付きの車に中級グレードのカーオーディオを取り付けたものの調整で、純正のナビゲーションはそれぞれ自動車メーカーが音を決めているみたいで、OEM供給しているサプライヤーのメーカーの音ともまた違っていて、それを全て把握して心地よいサウンドというか『アーティスト本来の音』を目指してオリジナルパーツの部品の差し替えなどを行います。
どうしても自動車メーカーはコストを抑えてインパクトのある音を出そうとするので、ボーカルイメージが別な物になってしまいます。
かなり時間をかけて納得のいくものが出来上がりました。
あっ!そういえばこの車の純正ナビゲーションにはオーディオテクニカのAT−HLC41をカスタマイズした物を使用して音質アップをました。
そしてその次にはCD700Kのバージョンアップの仕事が入っていて、本当だったら一時的に他のデッキを付けて一度預かってから作業を行うのを、昨日はちょうど福岡にいたのでその場で作業して車に組み込んで音調整をしました。
2つの仕事が終わった時間は3時半で、福岡店の向かいのガソリンスタンドに洗車に出していた車を受け取って福岡を出ました。
そして5時に宇部店に帰ってきたらフルシステムの車が完成していて、その車を調整して出庫しました。
まるで音の調整をするだけが井川の仕事の様に思っておられる方もあるかも知れませんが、もう一つ大事な仕事があります。
それはオリジナル商品とかメーカー品のバージョンアップなどの開発と製造です。
現在はピュアディオグループの看板商品になっているオーディオテクニカのハイローコンバーターAT−HLC41のバージョンアップを行っています。
1個1個作っていると作業効率が悪いので5個を1ロットとして一気にばらして手を入れます。
バージョンアップの内容は
その1 4チャンネルのケースを使いながらも一部の部品を外して2チャンネル化して、普通では入らない寸法のパーツを使用する。
その2 部品の足に直結出来る所は直結して、プリント配線を極力使わない様にして信号ロスを少なくする。
その3 プリント基板の銅箔は9ヶ所に切り込みを入れて、無駄な信号の回り込みを無くして音をスムーズにしている。
というオーディオテクニカの外観でありながら音は全くの別物という仕様になっています。
お客さんから「そこまでするのなら何故全てオリジナルで作らなかったのですか?」という質問を頂きますが、ケースや基盤の型を自社で起こしていたら販売価格が3万円ぐらいになってしまうので、やはりハイローコンバーターにとって低価格というのは命なので、あえて既存のテクニカ製の物に手を入れるという手法を取りました。
この前オーディオテクニカの営業の人から「こんなにオーディオテクニカ製と公表して、うちの技術が気が付いて性能を上げたらどうするんですか?」と聞かれたのですが、「その時はバージョンアップされた物をさらにバージョンアップします。」と答えています。

写真は分解してこれからカスタマイズする5台のAT−HLC41です。
ノーマルが7500円(税別)に対してバージョンアップは17500円(税別)です。(分かりやすく言うと1万アップという事です)