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毎週日曜日の午後はJFN系のラジオで山下達朗さんの『サンデーソングブック』を聞ける時は必ず聴いています。
何故聴いているかというと、この番組の中ではオーディオ雑誌では得る事の出来ないレコーディングやオーディオについての達郎さんの本音の話を聞く事が出来て、自分の音造りにとって大切な栄養分になっているからです。
昨日の放送ではリスナーの方から「達郎さんの作品をSACDで聴きたい。」とか「DVDオーディオで5・1チャンネルで聴きたい。」というおたよりに対して「音楽を聴くのにはCDの2chのステレオで十分! 5・1chの必要性を感じない!」とのお言葉がありました。
これを聞いていた自分と専務は「その通り!」と共感しました。 確かにSACDやDVDオーディオは高性能と言われていますが、現在はアーティストは新メディアよりは従来のCDの録音の音を良くする方に力が入っています。
例えば自分の大好きな上妻宏光さんの8月に発売された『蒼風』というアルバムはEMIミュージックの作品でありながらビクターのスタジオでマスタリングされています。 理由はビクターのマスタリングが優れているとあちこちから聞いているからだそうです。
新しい音を良くする録音方法はいくつか有りますが、その中の一つに『20kHzまでしか入らないCDの容量の中に20kHz以上の音が入っている様な録音をする』という技術がすでにビクターが開発しています。
自分がこの話を初めて聞いた時は「そんな上手い話は無いだろう。」と思って納得が行かずにビクターのエンジニア桑岡さんに3回話を聞いてやっと納得出来ました。 簡単に話すと、人間は20kHzまで音を聞き分ける事が出来る人はほとんどおらず、16から17kHzまで聞ければいい方ですが、何故か20kHz以上を再生すると音の広がりを感じます。 そこで20kHz以上を選んで人間に聞かせてみたら全く音を感じなかったので、脳が感じているのかと脳波を測ってみたらそれにも変化が無かったそうです。
そこで逆転の発想で『人間は20kHz以上の音を感じているのではなく、20kHz以上の音が人間に聞こえる音域に対して影響を及ぼしているいるから広がりを感じるのではないだろうか?』という事を研究して、遂に20kHz以下しか録音出来ないCD盤にそれ以上の音が再生されて影響を受けた後の信号を録音するというとんでもない方法をあみ出したのです。
すると普通のCDの再生するシステムでSACDやDVDオーディオ並みのクオリティーだ出せるという事です。
いい事ばかりのこの方式は実は一部のオーディオメーカーにとってはとても嫌な方式でした。 それはCDプレイヤーに20kHz以下の信号を合成して擬似的に20kHzを発生させて、あたかも音が伸びている様に聞かせる物に対しては、その擬似的に伸ばした高音が災いして逆に音が悪くなってしまうという事です。
あるオーディオメーカーはこの事実を知ってからひそかに20kHz以上を出しているCDプレイヤーを徐々に無くして行き、またその事をどこのオーディオ雑誌も取り上げていません。
あるメーカーは『20kHz以上の音が出ないCDプレイヤーはクズだ!』と豪語していましたが、どちらがクズなのでしょうか?
運のいい事にピュアディオグループのお客さんは20kHz以上を発生するCDプレイヤーをお持ちの方はほとんどおられないので『CDの録音が良くなればなるほど自然に音が良くなる』というのを実感出来るはずです。
自分が知っているだけで他にCDの音を良くする方法が3種類あって、2種類ぐらいは重ねる事が可能だそうです。 長くなりましたが、山下達郎さんの『音楽を聴くならCDの2chのステレオで十分!』と言われるのはそういう理由からで、20kHz以下をしっかり鳴らすシステムを持っていれば新しいフォーマットに替える必要は無い訳です。
この長文を読んだピュアディオのユーザーの方は『ピュアディオのお客で良かった!』と胸をなでおろしている事でしょう。
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